二月、この場所にはもう長い間雪が降らなくなった。しかし、寒さは変わらず、頬をナイフのように冷たく切りつける風がひゅうひゅうと吹き渡っている。 かつて積もった雪は、足で踏めばスチロールを擦り合わせるような音をたてて、きしきしと沈んでいた。だが、今はもう白く冷たい板岩のようだ。 来月には、この雪も融けるのだろうか。そう空の頭に巡った。 snowmelt by.me
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