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マジシャン

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Apr 27, 2026
4:28

歌詞 かつてこの指が鳴らした音は 黄金の雨を降らせ 王の目を眩ませた 宝石箱のような馬車に揺られ 栄光という名の 醒めない夢を見ていた 一人の手品師エドワード 時は静かに 魔法を剥ぎ取り 残されたのは古い馬車と 老いた馬のカノンだけ お前の背中が日に日に細くなるたび 俺は自分の分身のような道具を ひとつ、またひとつと売り払った 空っぽになった道具箱と引き換えに 重い薬瓶を抱え お前の待つ道へと急ぐ 「もう大丈夫だ、これでもう一度お前と歩ける。」 黄金の杖も 銀の時計も 薬瓶と飼料に姿を変えた けれど戻った馬車で 待っていたのは 冷たくなった お前の亡骸だった あぁ、もう何も残っちゃいない 仕掛けも 相棒も 明日への地図も けれどこの手は まだ震えている 絶望を飲み干し 泥を払って 俺は自分の足で 車輪を回す 街灯の下 数人の観客 俺は落ちていた 折れた枝を拾い上げる 燕尾服の裏地を 無造作に引き裂き 鳩の代わりに 剥き出しの命を演じる 見栄えのいい奇跡なんて もう要らない 裂けた布が踊り 石ころが熱を帯びる 泥のついた靴から 手向けの花を出し 俺はなりふり構わず 「今」を証明する あぁ、すべてを失って気づいた 魔法とは 祈りとは この足掻きだ 喝采は小さく けれど深く 遠く遠くまで響いていった 「行こう、カノン。舞台はどこにだって作れる。」 カノンのいない牽引棒を 肩に深く食い込ませ 一歩、また一歩 轍を刻む やがて馬車は進んでいき すべてを失った手品師の 力強い足跡だけが残った

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マジシャン | NatokHD