作詞 煌雅
暗い天井 虚無が這いずるだけの午後
独りきり 鏡の中のなり損ないを眺めている
窓の外 幸福をうたう群衆の足音
蟻の群れのよう 吐きけがするほど滑稽だ
指の間から 枯れ腐った花が散る
あなたの貌 あなたの手
その感触をひとつずつ 万力で潰していく
俺の喉を 締め上げているのは 誰の声
涙が落ちる 無様な独裁者の 思惑のように
視界をふさぐ 泥まみれの衝動
いつか壊そう この閉ざされた檻を
俺の心臓を 抉り取って 眼前に晒せ
見てみろよ 剥がれ落ちた 理性のかめん
愛なんて ただの うつせみの不協和音だ
嗚呼 壊せ
この狭い 手足を縛る牢獄を
すべて 根こそぎ 灰に帰せ
さぁ壊せ 泥にまみれた 後悔の礫
窓の外へ 届かぬじゅそを 吐き捨てる
すべて壊せ あなたが愛した 俺の残骸を
跡形もなく 消し去ろう
暗い部屋 独りきり
花は散り 喉にはりつく あまったるいのこりが
あなたの声が まだ 俺を嗤っている
破壊衝動 この心臓を 引き裂いて
この眼を塞ぐ 忌々しい静寂を
さあ 壊そう 元に戻らないのなら
闇へとかえす 俺にかえるために
暗い部屋 独りきり