産毛
優しさなどなかった 空をかき集めてまわった
ガラクタではなかった それも忘れていった
君に出会った 冬の海だった
眠たげに煌めきが揺れている
波打ち際 カモメたちは 鮮やかに空を駆けてゆく
そして僕は今初めてくらいに泣いてる
あなたの産毛を見ていたら 風の行方もわかった
僕らはたまに風邪をひいた 安い薬も飲まずに
愛へ愛へ下ってゆく 僕は僕で歌っている
段ボールにしまった 空を思い出してしまった
優しさなどがあった それを覚えてたんだ
気づかなかったのは嘘だった
緩やかに煌めきが消えてゆく
自由になった言葉たちは 軽やかに傷をつけてゆく
そして僕は今までにないほどに悔いてる
あなたの涙を舐めてみた 海の匂いがしたんだ
それから僕らは咳をした 悪いとこもないのに
春へ春へ向かってゆく 夜は夜で光っている
相変わらずもがいてる
寝言ばかりほざいてる ルルル
コインをそっと投げてみる 裏表もわからずに
愛じゃなかった 恋はなかった
それだけで僕たちは生きてゆく
自由になった子供たちは 軽やかに浜を駆けてゆく
そして僕は今初めてくらいに燃えてる
あなたの名前を呼んでみた なぜか言葉に詰まった
僕らは軽く舌打ちした 悪いこともできずに
あなたの産毛を見ていたら 風の行方もわかった
それから僕らはキスをした 悪い噂も消せずに
愛へ愛へ下ってゆく 春へ春へ向かってゆく
僕は僕で歌っている 君が君が笑っている
ラララ ラララ 歌っている
ラララ ラララ 歌っている
ラララ ラララ 歌っている
ラララ ラララ 歌っている
そんなこんなで愛している
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