歌詞
終電間近
グラスの底
褪せた勲章まだ
沈んでいた
昨日の拍手
紙みたいに
指を離れたら
戻らない
知ってる
転がった石
誰も拾わない
そんな風に
笑っていたら
古い鍵束が
鳴るみたいな
君の足音
近づいてきた
覚えてる、帰り道
覚えてる、あの笑い声
すり減った日々の奥で
まだ灯っていた
覚えてる、どの日も
忘れないでいてくれた
それだけで
ありがとう
店の窓に
雨の手前の空
湿った風
先に来ていた
「まだやってるか」
急な一言が
錆びた胸に
鈍い音、通した
役に立つだけの
札束みたいに
自分も自分を並べて
いたのかも
消えたはずの
小さな夏や
自転車の影も
ちゃんと残ってた
深く沈んだ
名前のない夜
すくい上げる手が
あった気がした
梅雨はまだ
雲が低くても
帰る場所は
遠くじゃない
覚えてる、帰り道
覚えてる、あの笑い声
すり減った日々の奥で
まだ灯っていた
忘れない、この夜を
忘れない、あの笑い声
雨でも、ひとときでも
取り戻したこの温度で
まだ行ける
ここからまた
覚えてる、いつまでも